2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧
夕陽が暮れ落ちる少し前に自宅に戻り、いつものように腕時計を外し、壁掛け時計を見上げた。長短の針は午後1時51分を指していた。うん? そんな時間ではないはずだが。そう思って外したばかりの腕時計の針を見直す。秒針がピッチ走法で周回運動をしていた…
時間よ、止まれ。それで風が止まっている。秋の作物を狙う鳥を脅かすためのペットボトル製風車も羽根を休めている。 時間よ、動け。それで風が動き出した。風車の羽根が勢いよく回りだして鳥たちを威嚇する。近寄るなよ! 外敵を威嚇するのは風車だけじゃな…
空を見上げる。曇り空がある。電柱が立っている。電線が上下左右に走っている。大きな空を細い電線が仕切り、切り分けている。空と電線という具体が同居して新たに抽象の世界を創っている。自然と文明の対照という実に簡潔な構図。図柄は単純でないが。 電線…
10月も半ば過ぎっていうのに、近ごろは晩夏と初秋が交わった感じでもあるんだねえ。そんな思いを感じさせるのが路傍の花々だ。 季節の移ろいの中にあって、まだまだ夏真っ盛りみたいな顔をして咲きまくっているのが黄色のカンナと赤いオシロイバナたち。い…
青いワークシャツの裾を風に翻して颯爽と歩く。トレッキングシューズの紐も柿色を使ってみた。秋だから柿という連想。そよ風に吹かれて、ちょっくら逍遥の時間。 別れの1本杉ではないが、3差路の脇にそびえていた。上半分は枯れて落葉し枝だけの丸裸。下半…
秋祭りが終わって残暑が遠のき、急に秋めいてきた。夜が更けるに連れ、涼しさを通り越えて肌寒くさえなってきた。澄みわたる青空に映える紅葉は秋を彩る風景の定番だが、曇天の朝にして千両役者の紅葉がない風景の中にも、多士済々の脇役たちの秋を見出すこ…
ベターッと開脚なる本がベストセラーになっているという。新聞に写真付きで本の広告が載っていた。見ていて気持ちいいほどに見事な前屈開脚の女性の姿が目に入る。正面から捉えた写真が印象に残る広告である。両手を前方に突き出し、広げた左右の足が鳥の翼…
生まれてこの方、毎年毎年、台風に見舞われている国で育っているので、襲来にもすっかり慣れているんですねえ。テレビのリポーターが屋外からの中継で「危ないですから絶対に外には出ないでください」と訴えているのを、面白いギャグだなと半笑いしながら台…