食べて、歌って、踊ってばかりが乗船客の愉しみではない。ひとり静かに過ごすための空間も用意してある。例えばアートギャラリー。船内の通路の一角に設けてある。通る乗船客に自ずから作品が目に入って来るという仕掛け。常時、販売員がいる訳でもない。それでは、じっくりと船上のギャラリーの作品を観てまいろうか。

関心がなければ、作品に目もくれずに通り抜ける。関心があれば、立ち止まって作品を1点ずつ見て回ることになる。

ポップアートと化したモナリザ。描き手が目いっぱい愉しんで仕上げているのが伝わってくる。

モナリザがポップアートになるなら、自由の女神だってポップアートになる。

モナリザ、自由の女神とくるならば、モンローにも出ていただくことになるね。セクシーという名のイコンである。

3面を使ってのフラメンコ3姿態。衣装の明るい色彩から情熱というものが伝わってくる。

チェス盤でゴルフ! プレーヤーは道化師? ならば、チェス盤ゴルフもありか! 笑っていただけましたか。これは画家の陰の声。

背中を向け合ってすれ違う全裸の男女。壁のシルエットには双方の想いなのか、触れ合うほどに近づき合った男女となる。時に男女は想いとは相反する行動をすることがある。

絵柄の右側にやるべきことのリストが3つ書いてある。起きろ、珈琲を呑め、かっこよくあれ。そのやるべきこと3つを絵で表すとこうなる。という解釈でいいのだろうか。