おはようヘミングウェイ

想う 観入る 書き表す そして存在が生まれてくる

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

萩と蝶 万葉人が愛しんだ花

その故人の広々とした庭には四季を通して切れ目なく花が咲いていくように植物がいくつも植え込まれていた。秋口になると、細長い枝に楕円形の小ぶりの葉をたくさん付けた中に小指の爪ほどの可憐な花があちこちに咲き始める。萩である。庭に植えこむ花木と言…

そうだ、田園へ出向こう!

―インドア派、アウトドア派、どっち? ダブルドア派でね。どっちも好きですよ。 ―春夏秋冬で1番好きな季節は? 答えに窮するねえ。全部好きだよ。 ―男と女はどっちが好き? 断然、おんな! でも友人は断然おとこが多い。 ―この風景写真を見てどう思う? ニ…

川は流れ 風はそよぎ 麦酒は泡立つ

元号が変わるように 晩夏はするりと初秋に入っていった 蒸し暑さと熱帯夜が失せて 涼しさと過ごしやすさがやって来た 蟄居 自粛 自制の殻にひびが入り 中から旅心が手足と顔を覗かせた 人類は移動によって世界中に広がっていった そんなDNAがわたしを動かし…

秋の夜に雨降りて何を想う

暑さ寒さも彼岸までと言うが、庭の一角に象牙色の彼岸花が青草の群れの中から一斉に顔を覗かせていた。9月も半ばを過ぎ、もうこんな時期になったのかとの感慨に浸る。最後のひと踏ん張りといった具合に日中は残暑が厳しいが、朝夕は秋の気配が日に日に増し…