おはようヘミングウェイ

想う 観入る 書き表す そして存在が生まれてくる

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

上高地帝国ホテル 秋そぞろ 11

「ティファニーで朝食を」があれば、「上高地帝国ホテルでフルーツサンドを」があってもいい。 上高地を彩る名物は幾つもある。山と言えば、穂高連峰。川と言えば、梓川。橋と言えば、河童橋となる。そこにもう1つ名物が加わると、無敵の山岳リゾートが出来…

大正池、梓川、河童橋 秋そぞろ 10

高山市が運営する「あかんだな駐車場」地区から上高地行きのシャトルバス(濃飛バス)が出発する。途中、岐阜県から長野県へと県境を越えて行く。わたしたち一行は上高地の入り口とも言える大正池バス停で下車した。ここから池や湿地、原生林、梓川、北アルプ…

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯温泉 秋そぞろ 9

ひだ宇宙科学館カミオカラボを出て現実世界に戻る。宇宙から降り注いでいるであろうニュートリノを眼で見ることはできないが、わたしの体のありとあらゆる箇所を突き抜けているのだろう。例えば、こんな所をシュッと通り抜けて地面の中へ突っ込んで行ったの…

ひだ宇宙科学館カミオカラボ 秋そぞろ 8

立山連峰麓の室堂での2泊の予定を悪天候のため1泊に変更したわたしたち一行。下山した後、老登山ガイド運転の車で富山市内に入りホテルで1泊。翌朝、次の登山を計画している目的地に向かって車を走らせる途中、岐阜県飛騨市神岡町夕陽ケ丘に入って道の駅・宙…

さらば立山、室堂からの下山  秋そぞろ 7

夕刻に入り天候急変で追い立てられるように宿泊予定の室堂山荘に向かい、チェックインしたわたしたち一行はフロントのスタッフに明日の天気を尋ねた。翌日には山荘に向かい合うようにそびえたつ立山連峰の三山(雄山、大汝山、富士ノ折立)をわたしと老登山…

天候の急変で魔の山と化す立山 秋そぞろ 6

快晴の天気予報であっても、山登りで絶対に欠かせない物は雨具である。麓で晴れていても、山頂付近では風が吹き、雲が流れ来て雨模様というような急変があるからだ。雨具とは登山服の上から着る撥水式の雨除けの衣服である。風除けの役目も果たしてくれる。…

室堂平を歩く 秋そぞろ 5

高原バスが室堂ターミナルに着いた。そこは雄山、大汝山、富士ノ折立の3つの峰が連なる立山連峰がそそり立ち、麓には室堂平と呼ばれる高原が広がっている。石畳の遊歩道が高原内に巡らしてあり、歩きながら空と山と高原の景観を存分に味わうことができる。 …

錦秋を求めて立山連峰へ 秋そぞろ 4

われらが日本は島国である。温泉がいっぱいの火山国でもある。そして、もつ1つ国の形をつくるものがある。それは山がいっぱいの国である。低山から高山までが居並び、連峰から独立峰までがある。見目麗しい天下の富士山をはじめ、各地に地域の名を冠した富士…

東海北陸自動車から富山・立山へ 秋そぞろ 3

高速道の長いトンネルを過ぎると、そこは富山だった―。 セントレアの駅から名鉄の列車に乗って、愛知県を北上し隣接県の名鉄岐阜へ到着した。今回の秋の山行の案内を務める男性が改札口で待ち受けていた。槍ヶ岳など北アルプス一帯の山々の登山ガイドをして…

セントレア 秋そぞろ 2

赤ワインとサンドイッチで腹ごしらえをしてまもなく、機長が着陸態勢に入ることを告げた。頭上のシートベルト着用ランプが点灯した。飛行機は徐々に高度を下げていき、山並みから街並みへと窓からの景色が変わっていく。飛行経験の豊かさを感じさせる、衝撃…

蕎麦の白い花から始まった 秋そぞろ 1

里山で長年にわたり暮らしていると、四季折々の風景や風情が体の中に取り込まれてくる。少しばかり心の中で想いを馳せるだけで、春夏秋冬の彩りが浮かび、香りを味わうことができるようになる。初秋から中秋を経て、深まっていく秋。散歩の途中に出くわす景…

中秋の名月の光を浴びながら未来を想う

夜明け前、満月となった中秋の名月の光がレースのカーテン越しに寝室に入り込んでいた。月光に促されるように寝床から出て、窓の外の景色を眺める。柔らかな月明りに照らされた風景は静寂の中にあった。寝室からベランダに出て、満月の光を浴びた。西の天空…